■ボールはすぐに投げ返す
英語の会話が「キャッチボール型」なのに対し、日本語は投げっぱなしの「ボウリング型」といわれる。相手が話し終わるのを待って口を開いたり、考えが固まるまで黙り込んでも許される習慣が、多くの外国人には不可解に感じられるのだろう。
英語圏の人々は沈黙が3〜4秒続くと不安を感じ、空白を埋めるために何か言おうとする。「日本人は反応のタイミングが遅い」と、ハンドフォードは言う。「国際会議でも口をはさめないまま、時間が過ぎてしまう」
謙虚さは日本人の美徳だが、英語を話すときは羽目をはずしてみることも必要だ。「Ummm, let’s see…」 でも 「Let me think.」「It’s difficult to say…」 でもいいから、間髪入れずに何か言葉を発すること。そうすることで、会話に参加する意思があることを伝えられると、立教大学の鳥飼玖美子教授は言う。