■相手の力を上手に借りる
 コミュニケーションは相手との共同作業だから、話の流れについていけないときは遠慮なく質問することを心がけよう。「人は『意味の交渉』をしながらコミュニケーションを取っている。理解できないときは、もっと明確に話すよう相手に求めればいい」と、ロンドン大学で英語教授法を教えるデービッド・ブロックは言う。「日本では、相手の『落ち度』を指摘する失礼な行為と映るようだが」

 たとえ聞き取れた単語が一つしかなくても、想像力と常識を駆使して「それは○○ということですか」と尋ねるくらいでちょうどいい。「3分の1聞き取れればラッキーと考え、繰り返し登場するキーワードに集中すべき」と、鳥飼は指摘する。